積極的ダブルワークノススメ№2
働くオンナ道
2017.06.13
先回の続き・・・
毛色の違う副業をすることで本業にも良い影響が
英語翻訳歴20年の知人は、「翻訳はお金にならないから」と、平日は接客のバイトをしています。「好きな仕事をするためにバイトをする」と言っていました。一人で黙々とこなす翻訳の仕事と、人と接する接客の仕事。本人は意識しているかどうかはわかりませんが、2つの異なる仕事をすることは、彼女の経済面だけではなく精神状態にも良い影響を与えているのではないか、と思っているのです。
昨年「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんは、コンビニでバイトしながら作品を書いたそうですね。彼女は「名作を生み出すためにコンビニバイトは欠かせない」と話されていました。う~んなんかわかる!
厚切りジェイソン、ピースの又吉、それにキューティハニー。有名人にもダブルワークをしている人、多いですよね。
積極的ダブルワークのメリットは、「精神的」リスク分散ができることだと思います。居場所、経験値、知り合いが増え、気分転換にもなります。「責任感が強い友達」は、もう一つの仕事もきっちりやろうとするはず。もともと優秀な彼女は、プレッシャーのない仕事をすることで自信をとり戻し、メインの仕事にも余裕をもって取り組めるのではないか、と思ったのです。
もちろん「経済的」にもプラスになります。俗に言う「103万の壁」もダブルワークの所得の種類によっては別カウントになる場合もあるそうですよ、奥さんっ!
まあ銀行のおねいちゃんに言われるがまま買った金融商品がわずか数か月で劇的な損失を出している私に、誰も「経済」を語って欲しくはないでしょうが汗。
ただし、ダブルワークには大きなデメリットがあります。
「ダブルワーク」というと響きはよいのですが、私の場合しょせん「バイトの掛け持ち」。元気な時はともかく、そうでないとヘロヘロになります。しかしどちらも手を抜くわけにはいかないので、結果、ダンナが八つ当たりされます。(これはダンナにとってのデメリットというべきか・・・)
無理なシフトを組んでいるわけではない(※ここ大切)のですが、やはり老体にはこたえるのです涙。
それでも私は、今の仕事にマンネリやプレッシャーを感じている方に、「積極的ダブルワーク」を試してみることをオススメします。