自己啓発本は働く女性の“ココロのドリンク“だ! №2

・・・さて気分を取り直してまいります。

私は啓発書を読んで「愛中年♡YUKO」 に生まれ変わることができるでしょうか?

 啓発本にはこう書かれています。

<コップに水が半分入っているのを見て、“まだ半分ある”と感じるか、“もう半分しかない”と感じるかによって人生は決まる>

そうかなるほど。つまり「前者のような考え」を持って生きていけばポリアンナみたいになれるというわけですね。

 では早速、この理論を会社に応用してみましょう。

 いまを午前10時だと仮定します。「まだ6時間以上も働かなくてはならない」というこの絶望的状況を、このポジティブ理論で「もう6時間しか働かなくていい」と発想を転換すればよいのですね。

 すると・・・まあ不思議、たちまち気分が軽やかになるではありませんか。これで「愛中年♡YUKO」への道のりが見えてまいりました!

 ・・・って、ぜんぜんならないんですけどっ涙、かえって絶望感増すんですけどっ涙。

(蛇足ですが、中国人というのはこぞって「まだ半分あるから超余裕♡」と思う“後者タイプ”のようで、私はいつも仕事でそのあおりをくらっているのですがどうすればよいですかっ涙)

仕事に関して言えば、ポジティブ思考も度が過ぎると周りが巻き込まれてアレかもしれません。

 でも・・・実のところ、私はこれらの本を読んでポジティブな人間に変わろうと思っているわけではないのです。大体、脳細胞が1日“万”の単位で死滅しているこの年になって、いまさら「ポジティブに変わる」というのがムリな話でして。

 それでも会社帰りに自己啓発本を買うのです。ズラリと並ぶそれらの本のタイトルを順番に目で追っていくだけでなんとなく落ち着くのです。

 それは、啓発本を買うと「なんとなく元気が出るような錯覚」で2~3日過ごせるからなんですね。もしかするとこの本が何かを変えてくれるかも、という“根拠のない期待感”が、私を元気にするのかもしれません。

 啓発本が私をポリアンナに変えてくれなくても、それでも私には買う価値がある。

 なぜなら、私にとって自己啓発本は「一時的にパワーを出すための“ドリンク剤”」だからなのです。

 例えば。「もう会社辞めてやるっ!」と息巻いてみても、人は数日過ぎれば冷静になったりするもの。啓発本をカバンに忍ばせて2,3日我慢すると「あれ?なにをイライラしていたのだろう」とふと我に返ったりする。

私の“啓発本爆買い”は、このような様々な“○○クライシス”を乗り越えてきた証なのであります。

 ふだん自己啓発本など読まないし興味もない、という皆さま。会社で嫌なことがあったとき、「もうあんな会社辞めてやる!」と思ったとき、本屋にちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょう。

もしかすると啓発本は、あなたが一時的な感情に流されて会社を辞めてしまうリスクを退ける“ストッパー”となってくれるかもしれません。

 えっ?自己啓発本を10冊読んでもまだ辞めたいって?それは困りましたね。

 それは・・・・もう今すぐサイジンシャに行くっきゃないですね^^

自己啓発本屋

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