世界一幸せな人になりたい! №1
働くオンナ道
2018.06.22
私は『マツコ会議』という深夜番組を毎週楽しみに見ているのですが、以前「モナコの社交界で舞踏会デビューするためのマナースクール」なるものを拝見いたしまして。
「舞踏会」なんてどこかの王室か叶姉妹でなければ出席できないものと思っていましたが、どうやら日本人であっても(叶姉妹はたぶん日本人だけどね)「○○財閥ご令嬢」でなくても出席可能な模様・・・。
マナースクールで学んでいらっしゃる皆さまは、この「モナコでの舞踏会」を目指しているわけですが、中でもとりわけ印象深い女性がいました。彼女が社交界を目指す理由がすごいのです。
「世界一幸せな女性になるため」
スケールでかっ!
「ささやかでいいの。部屋とYシャツと私。あなたの決してお邪魔はしないからおそばに置いてほしいのよ」とかじゃない、彼女が目指すものはあくまで「世界一の幸せ」なのです!
こんなふうに野望を公言(しかもテレビで)出来るなんてちょっとカッコよくないですか?
しかも彼女は特にお金持ちというわけではなく、ナースをやりながら夢をかなえるために頑張っているという。一度結婚に失敗していることがもしかすると関係しているのかもしれません。
なんだか応援したくなりますね。
でも。
人間は「華やかな場所に身を置けば」幸せになれるのでしょうか。
むかしむかし、私がまだ「ダンナはアメリカに赴任するであろう」と信じて疑わなかった頃、駐在生活に「誤った幻想」を抱いていた私は、ベトナムの某サービスアパートに暮らす奥様のブログを羨望の眼差しで眺めていたのです。
満員電車に乗ることも、町内会の溝掃除でザリガニに「シュパッ!」と威嚇されることも、
「明日はビンと缶の日だ」と焦る必要もない。なんの杞憂もなく、ただ外国のホテルの一室で優雅な生活を送れるのだ。ああこの人はなんて恵まれた星の下に生まれたのだろう・・・
次回に続く