ミニマリストに憧れますか? №1
働くオンナ道
2018.12.29
ひそかに「同じ団地の人では?」と疑っている人気インスタグラマーがいるのです。年季の入った団地をイノベーションする人も多い中、このインスタグラマーさんはそれもなく、ウチの間取りと非常によく似ている。
しかし、そのインスタには2万8千人もフォロワーがいて、同じ間取りに住む私のフォロワーは僅か27名、しかもほとんどが「販売目的サイト」ってどうよ(汗)。
でも自分の不人気はさておき、それには理由があるようで。
その人気インスタは今をときめく「ミニマムな暮らし」をうたっており、♯断捨離、♯持たない暮らしのハッシュタグで人気なのですっ!
「断捨離、持たない暮らし」・・・ならば、幼馴染みの川村君(本名)はどうだろう。
大学時代、1階のパン屋のおばちゃんに「白鳥にやろうと思っていたけど、もってく?」ともらった“パンの耳”を主食としていた川村くんが当時住んでいた4畳半の部屋にあった物は「自分の型がついた布団」のみ。(川村君お母さん談)
いま思えば、彼こそは時代を先取りした「究極のミニマリスト」ではなかったのかっ
なのになぜ、当時川村くんには彼女ができなかったのかっ
昨今のミニマリストブームについて、ちょっとだけ検証してみたいと思います。
「トランク1つで暮らすのが理想」と語るミニマリストさんも多い中、川村くん同様、その鋭い感性で時代より先をいってしまう私は、なんと「トランク1つの暮らし」をすでに経験済みなのです!
といいますのも。我が家は台湾から中国大陸に直接転勤したのですが、台湾と中国が政治的に“アレ”なため、検閲が厳しく引っ越し荷物がなかなか届かなかったのです。結果、身の回りの物だけ、まさに「トランク1つ」でひと月半、ホテルの一室で暮らすことになったわけですね。
トランク1つでホテル住まい。
どうですこのシャレた響き。私をフォローするなら今よっ!(速攻フォローバックするわよっ♡)
ああもしあの頃インスタがあれば ♯トランク1つの暮らし、♯ホテルライフ とハッシュタグをつけ、私も人気インスタグラマーになれたかもしれないのに惜しいわっ涙。
しかし。ダンナの会社から徒歩3分のそのボ○ホテル、治安激悪な鉄道駅に隣接し、当時そのホテルを一歩出ると、そこは地獄の一丁目(涙)。
館内もしかり。食堂に行けば「私以外は一人残らず人民解放軍だった」とか、泊り客らがドアを開け放してついでに腹も出して(夏だったしね)部屋を行き来していて油断ならなかったとか、外では毎日のように誰かが公安に拘束されていたとか、「ボカシだらけのインスタ」になる可能性大だったのですが汗。
次回へ続く・・・