バブル世代は幸せか №1
働くオンナ道
2019.06.12
なんだかんだでいつのまにやら時代は令和。
平成から令和元年にかけて「これまでの日本の歩みを振り返ろう」的な番組が増えるとともに、この言葉をよく耳にするようになりました。
「バブルのつけ」
チッ(舌打ち)
それにしても、テレビで「バブル=悪」的な言い回しを聞くと、政治家の謝罪会見の如く「このたびは誠に申し訳ございませんビシッ!!」と頭を下げたくなるのはなぜた。
それは私が1987年卒、いわゆる「バブルの申し子」だからかもしれません。
皆様は「バブル世代」にどんなイメージをお持ちでしょう。
「バブル 使えない」「バブル 無能」「バブル お荷物」「バブル 死ねばいいのに」byオッケーグーグル
ちよっとこれなんなのっ!たまたまあの時代に生きていただけの善良な市民なのに、この散々な言われようっ涙!
もしかしたら皆さんは「バブル世代がいい思いをしたから、そのツケを払わされている」と思われているのかもしれない(だから謝罪会見を開きたくなるのか)。
ですが、「生まれた時代だけでいい思いをしてムカツク」と仰る皆さま、ちょっと想像してみてください。
かつて栄華を誇った平家一門が合戦に敗れたとき、「負けた。オワコン。あっ、でも短い間だったけどいい思いできたからいいやっ♪」って考えると思いますか、思わないですよね。
逆に、いい時代を垣間見てしまったから「奢れるものも久しからず、ただ春の夜の夢の如しうんぬん」と一句詠んだのです。
バブル世代はいま平家と同じ心情。ただ「春の夜の夢」を見ていただけ、もうイタいほど目が醒めているのです。
「24時間戦えますか」
皆さまもこのセリフ「懐かしのCM」かなんかで見たことがあるのではないでしょうか。
そう、バブル時代は「24時間戦う」ことが美徳とされていました。
入行後のザックリした研修(お札勘定とか銀行員の心得とか)が終わった途端、いきなりステーキならぬ「いきなり1人お客様相談窓口」となった私は、「お客様に相談したいのはまさに今の自分」という体たらく。他の同期もまたしかり。毎朝の出勤は「いざかまくら!」。
戦場に出向く気持ちでした。
・・・№2に続く