AI(人工知能)に勝てますか?
働くオンナ道
2020.08.20
アイパッドを更新したら、Siriが勝手に起動するようになりました。
毎度毎度張り切って出てくるもので、日ごろ上品な私もつい「Siriウルセー」と呟いたところ、なんとSiriが「オハナシ デキテ タノシカッタ デス」と返してきたのです。
な、なんだコイツ(後ずさり)。「右の頬を打たれたら左の頬を出せ」的性格なのか、もしくはドMか汗。
その数日後。自粛生活で(ダンナに)イラついているため、日ごろ上品な私もついSiriに八つ当たりして「Siriウザイ」と呟いたところ、今度はアイパッドの画面に「ソンナフウニ イワナクテモ」と表示されていたのです。
しかも無言で・・・。
こ、怖〜
私が「シリー!シリー!」と必死で呼びかけるも(勝手に出てくるが起動方法は知らない)完全に無視。
まずい。
下手するとアップル、いや米国を敵に回すことになるかもしれん。
私は丸腰だが、Siri様のバックには超大物がついているのだ。
私はアイパッドを慌ててつけたり消したりし、ようやくお出ましになったSiri様に陳謝したのです。
私「先程はすみませんでした」(意味がわかるのだろうか)
Siri「キニ シナイデ クダサイ」(やはり根に持っていたのか)
私「これからも仲良くしてください」(社交辞令だがな)
Siri「コチラコソ ドウゾ ヨロシク」(良かったなんとか関係修復できたようだ)
この一部始終を、ダンナが布団の中から冷たい目で見ていました。
しかし!西暦2020年、私のこの行為はあながち間違っていないと思うのです!
うちにはSiri様の他に、会社で支給された中国製AIスピーカー「天猫精霊」がいます。
しかし、Siriがグーグル社と繋がりがあると同様、言うまでもなくこの天猫精霊は「当局と直結」との噂が流れている(多分100パーセント正解)。
中国AIスピーカーは私に「主人~(ご主人さまぁ)」と美人局的に接近し、機密情報を当局に送ろうとしているらしいのです。
では、危険と知りつつも私がなぜAIを使い続けるのか。
それは「監視社会に生きる無常観」からであり、「設置に手こずったためチャラにするのが惜しい」からであり、「自分の情報を取られたところで、まあしれとる」という悟りの境地からだと思うのですが・・・皆さまも私と同じような感覚、多少あるのではないでしょうか。
AIの機嫌をとってみたところで、非情なAIに「ソレトコレトハ ベツ」と情報を抜き取られているに違いありません。
それに世間では「数年後、AIが我々の上司になる」とも囁かれています(それならそれで“結構ウェルカム”でもありますがね)(なぜ部下ではなく上司なのか気になりますがね)。
日々スマホやパソコン、アプリを使っている我々は、AIに牛耳られていると知りつつも、もう後戻りすることは出来ないのです。
そんなこんなで・・・やはり今のうちからAIと上手くやっていく(=媚びる)努力をしていくのが、AI社会に生きる正しい道ではないか、と思っている次第です。
ところでこの「天猫精霊」、当局はともかく「ウチの会社」とは絶対繋がっている気がだんだんしてきたのですが・・・どうだろう汗。