イキって買ったスーツ(※特に着る必要はなかった)、どうしてくれよう?
働くオンナ道
2021.12.18
雑誌で頻繁に「着回し特集」が組まれるほど融通のきかない服、それはスーツだと思うのです。
テレワークが定着する中、皆さまのスーツも出番が少なくなっているのではないでしょうか。
中には「テレワークをするときはスーツ着用」というルールの会社もあるそうで、まあ上の気持ちはわからんではないものの、「取り込んだ洗濯物、肩たたきグッズ、コロコロカーペット」など、いい感じに生活感満載の部屋にスーツ姿の人間が存在するというのは「違和感しかない」わけで、我が弟なども2階の廊下にある低いタンスを「臨時ビジネスコーナー」として充てがわれておりますし、なんなら「小さい子供に邪魔されないよう庭にテントを張って仕事している」ダンナの同僚においては「テントの中でスーツ」という異常事態となるわけで、そのようなルールのある会社は是非とも社員(というか家族ね)の気持ちを鑑みて、このルールについて再考願いたいと思うのです。
さてかくなる私も、タンスに並ぶスーツを見ながら「これどーすりゃいいの」と悩ましく思っている1人です。
そもそもウチの会社、特にスーツを着ていく必要もなかったのですが、名鉄でわざわざ名古屋にでて行くわけですし、イキった私は基本スーツ的な格好で出勤していたのです。
スーツというのは所詮出勤とか冠婚葬祭用の服なのです。
入学式が過ぎた頃雑誌で組まれがちな「スーツの着回しコーデ」って、皆さんアレ実際してみてどうです?
やってみると(モデルが悪いのか?)わざとらしくなるし、なんといってもいちいち面倒臭い。
あれは、スーツを購入する時に「お値段は少し張りますが、普段も着まわして着ていただけますよ♡」「う、うんうんそうだよね!」と、「スーツを買う際、売る側、買う側の思惑を一致させるまやかしの言葉」と思って間違いないのです。
大体、ジャケット着まわしてヨーカドーに行くか?というお話ですね。
さて、スーツを着なくなったということは、新しいライフスタイルに合った服が必要となってくるわけです。例えば「ZOOM映えする」服とかのことですね。
私のように「会社のスーツか、自宅のジャージか」と、まるでローランドの「俺か、俺以外か」的に選択権が2択しかない人間だったりすると、新しい生活方式に合わせて新たに服を購入する必要にせまられたはず。私もこの一年、そこそこの数の服をネットで購入いたしました。
「コロナで服買わなくなったよね〜」と口では言っている友人も、胸ぐら掴んで問いただしてみると、実際はこっそりネットで服を買ったりしており、「ああ服を買うという行為は、人間の本能である“狩り”に近い行為であるのよなあ」と、しみじみ感じ入っておるのです。
・・・ところで、「着なくなったスーツ」問題全然解決してないんですけどっ。
これらを再度着る日は来るのでしょうか。それとも、もうメ◯カリしかないっ!?