アラカン元駐妻、帰国後の仕事はどうする?

「それで、これから(仕事は)どうするの?」

先日、ゲートタワーでC国の元駐妻仲間の集まりがありました。

集まったメンバーはアラフィフ〜私と同じアラカン世代。

その時の赴任地から帰国して早20年。あああの頃我々は若かった。

駐妻の宿命としてまたどこかに行ったり戻ったりしつつ、再び集えしこの喜び。

そのような席で、私はこのように聞かれたのです。

「ん?」

帰国してまだ半年なのに?一応仕事っぽいことしてるのに?先月何気にコロった(コロナ)のに?

しかし。

子供もおらず元の住まいに戻っただけの私がすでに元通りの生活をしていることを、偉そうに「仕事」といっているが時間を取られる割に全くカネになっていないことを、コロナ後遺症もなく「おいしいねー♪」と誰よりモリモリゴハンを食べていることを、皆知っているのです。

でもねいかんせん私はアラカンよ。

「このままなし崩しで暮らしても誰かに指摘されることはなかろう」と密かにたかを括っていたのに涙。

ちなみに中国企業の女性の定年は55歳。

なのに黄金の島ジパングの年金支給開始年齢は65、いやなんなら70歳まで延びそうな気配。

ああ還暦になっても我々日本人は、「働くことがスタンダード」になってしまったんですねえ涙。

もちろん家族を介護しているとか、心身に不調があるとか、ミニマリストで年間100万円で暮らせるとか、ダンナがIT社長で2000万稼いでくるとか、心から家事が好きと言えるとか…私がこの中のどれかに当てはまっていたら、皆は何も言わなかったはず。

が、私はどれにも当てはまらないのです。

無論、皆さんは私が今さら「ステキホワイトカラー」に採用されるとは思ってはいません。あくまで「日本は労働力が不足している。特に小売や飲食、介護などに応募がない。ムダに引き篭り「今週2回しか外に出とらん」とか「早くバーゲンにならんかな」などぬかすなら、いっそ外に出て働け」と言っているのです。

それは、それはわかるんだけどさあ•••。

「コンビニは覚えることが多岐に渡るのでムリ」「うどん鬼ヶ◯は駅近じゃないからムリ」「永遠に腰が痛いから介護はムリ」など(※あちらは採用するとは一言も言っていない)、「でも&だって」を連発しながらダラダラ日々をやり過ごしているのです。

ボランティアに行くという手もありますが、我が家の財政でボランティアをする余裕などあるのだろうか。

これからどう働くか、それとも違う道をいくか、つまりは、どう生きていくか…。

駐妻は、みんな帰国後に大きな岐路に立たされる宿命なのです。

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