「日本」を感じる瞬間とは?

ついに明後日は本帰国という日、ダンナに中国語で電話が掛かってきました。

(このような時、ダンナは電話を外部(私)に聞こえるよう設定を素早く変える)

聞こえてきたのは、「お前が指定した口座は日本に存在しない。よって明日、お前に我が支店(車で片道1時間半)まで来てもらうことにしよう」といった内容でした。

マジですか。

こちらは引っ越しやらPCR検査やらもう足腰立たんのですが涙。

ああでも私が行かなければダンナ1人で処理するのは不可能だろう。

かといって放置したら人民元が凍結されるかもしれぬ(友達がガチで大変な目にあったという)。

そこでまずはダンナを「やってくれたな」と罵倒したのですが、よく調べてみると、口座番号を手書きして間違えたのはあちら(銀行サイド)だったということが発覚したのです!

私の個人的な感想ですが、上海人は外人慣れしておりスノッブで誠に礼儀正しい人が多く、私は今までとは違って「物足りないほど」何のトラブルもなくここで生活してきたのです。

しかし、今回電話を掛けてきたキャリアウーマン風女子、時折り「はぁ〜」とアンニュイなため息を挟みながら結構な上から目線。

その日疲労困憊だった私は、「こっちは証拠を掴んどるっ!間違えたのはそっちなのに、帰国前日そんな遠くまで行けんわ!」とつい声を荒げてしまったのです。

すったもんだの挙句、結局、わが家から一番近くの支店で処理が可能という折半案が取られることとなりました。

翌日、その支店(それでもまあまあ遠かった)で一通り書類記入を終えると、マネージャーらしき人が出てきて目を通し、「これでよし。ではさがってよろしい」と許しが出たのでした。

あ、ありがとうございます(涙)、これで安心して帰国できる(涙)。

さて、時は2週間ほど流れ、ここは名古屋近郊の三菱◯FJ銀行のロビー。

順番がきてローカウンターに座った途端、ダンナが間違った印鑑を持ってきてしまったことに気づいたのです(ダンナは色々やらかしてくれる)。

その瞬間。

「ああっ!せっかくお越し頂いたのに誠に申し訳ありませんっ!」と平謝りしたのは銀行のお姉さん。

ええっ、だってお姉さんには1ミリの落ち度もないのにっ汗。

中国から帰国したばかりの我々は激しく動揺しましたが、日本人は普段このようなサービスに慣れきっているのです。

・・・そういえば、中国の銀行で謝罪の言葉一つもなかったなあ。なんなら私が「シエシエ」と言ったなあ。

銀行前の五分咲きの桜の木を見上げながら、「日本に帰ってきた」としみじみ心に沁み入った瞬間でありました。

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